【会報】2026年6月号「—ハニーサックルの吐息 — Souffle de Chèvrefeuille」

雨の雫が光る6月、庭の隅からふわりと漂う甘い密の香り。今月の主役は、かつて銀幕の女王たちを虜にした甘く懐かしい「ハニーサックル(スイカズラ)」です。白から金へと花色を変えるその姿は「金銀花」とも呼ばれ、古くから献身的な愛と絆を深める象徴とされてきました。この香りを初夏の柔らかな光とともに、ご自身の「絆」のお守りとしてお楽しみください。
Text/Blend Megumi Aoki
ハニーサックル(スイカズラ)
科名: スイカズラ科
学名: Lonicera japonica
別名: 忍冬(にんどう)、金銀花(きんぎんか)
花言葉: 献身的な愛、絆、友愛
ギリシャ神話には、離れて暮らす恋人、ダフニスとクロエの物語が残されています。短い開花を惜しむ彼らが愛の神エロスに祈りを捧げたところ、その願いが聞き届けられ、スイカズラは春から秋まで長く咲き続けるようになったと伝えられています。
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